☆☆2016年有難うございました☆☆
投稿日:2016.12.31
こんにちは。
子育てママの働くオフィス【peekaboo】代表の小村佳子です。
早いもので今日で2016年が終わりますね。
私たちpeekabooという組織は、無料保育園の横でママ達が働くオフィスを完備した新しい働き方の提案をしている組織です。
シフトは自分の好きに出せて、子どもが体調不良の時は子どもを優先。
でも、単なる今のお金を稼ぐだけじゃない、敢えてクリエイティブなお仕事を学ぶことで、将来の財産となりママ達の未来選択肢が増える事を願って設立しました。
去年の11月に構想を練り、6月1日に第一拠点目の【peekaboo袋町オフィス】を立ち上げることができ、現在61名の方が在籍しています。
第一期メンバーでオープニングパーティーをした際には主要お取引先のクラウドワークス様にもお越しいただき、ママ達も笑顔が溢れ大盛況でした♪
この時のメンバーがほとんど離職せずに続けてくれていることが何よりうれしいことだと1人1人の顔を見て思います。
先日、第二子をご出産準備のために産休に入られた方がいました。
今後も続々と予定がありますが、それもpeekabooならではですよね。そして現在春先OPENの安佐南・八木のOPENに向けても多数の方にご応募いただいています。有難うございます。
そしてOPEN後、有難いことに沢山のテレビ・ラジオ・新聞に取り上げて頂き、そのたびに身が引き締まる思いでした。
・peekabooをなんで立ち上げようと思ったのですか?
・今後の目標はなんですか?
取材の際によく聞かれる質問です。
peekabooを立ち上げようと思ったのは、自分自身の経験からです。
私はpeekabooを立ち上げる前は会社員をしていました。5か月半ごろに復帰しましたが、5か月の息子を保育園に預けて働くことは容易ではありませんでした。
営業組織を管理していたので、チームメンバーからの相談は夜にあり、急なトラブル対応、自分自身もお客様を担当していたので息子の体調不良も続きなかなかまともに保育園に行けない時期もアポイントをずらすわけにはいかないと、旦那さん、旦那さんの両親、神戸にいる自分の母親が総出で助けてくれてようやく仕事ができる状態でした。
それでも尚、仕事をしたいと思う自分は何を目指しているんだろう?何を成し遂げたいんだろう?と突き詰めて考えることも増え、自分は恵まれた環境の中で仕事をさせてもらっているけど、他のママ達って子育てしながらどうやって仕事しているんだろう?…周りのママ達を見渡してみても出てきた答えは「働く場所がない」ということでした。
だったら、peekabooみたいな場所があったら最高だ!と夜中の授乳中(笑)に思いつき、旦那さんをたたき起こし、立ち上げ準備を始めるのです。
そして、今後の目標は…peekabooで働くみんなの収入をもっともっとあげる事です。
ママも保育士さんも、みんなが最高の環境で更には待遇もいい。そんな組織を目指していきたいと考えています。どうせ同じ働くなら未来に繋がる仕事をさせてあげたい。どうせ働くなら会社内で選択を多く持てるような会社でありたい。どうせ働くなら給料もよくしてあげたい。それが私の願いです。
もちろん組織のお金って限られているわけで、1人1人の努力がそれを創るのですが、成し遂げていきたいと思っています。
保育園は無料で、尚且つ給与もいい。最高の職場じゃないでしょうか。
そして、peekabooを始めてからもう1つ気づいたことがあります。
それは世間一般の保育士さんの待遇についてです。
給与は安価。職場の人間関係の問題、サービス残業などなど面接に来られる方から聞く内容はあまりに酷な環境が多くありました。ここも弊社ではどこにも負けない待遇を目指していきたいですね。
保育園を運営する多くの会社は非営利団体で助成金のみで運営されているケースも多くありますので、なかなか待遇改善には難しさがあります。敢えて、営利団体が運営する強みを活かしたいと思っています。
openしてからというもの、新しい試みなので保育士さんには多大なる負担をかけてきました。今まで自分たちが当たり前にしてきた保育が当たり前にできない環境を安全に保育ができる環境へ導き、知識が乏しい私へ何度もこうすべきだと掛け合ってくれた保育士さん達を本当に誇りに思っています。
「子どもは子どもの中で育つ」
これは有名な保育士さんが話していたことで私の理念でもあります。
少子化が進む昨今、子ども同士の触れ合いは非常に重要だと考えています。
大人はどうしても子どもに甘いものです。でも子ども同士はそうはいかない。喧嘩もするし、オモチャの取り合いもする。でもそんな中自然と譲り合いも覚えていく。そんなお友達としっかりコミュニケーションが取れる子ども達を育てることは、きっとみんなにとって有意義な時間なはずなのです。待機児童も多くなかなか保育園に入れることができない中で、ママが出勤する週2日でも3日でも子ども同士の触れ合いができる環境あることはとても大切な時間だと思っています。週に何日か来ない子ども達の成長記録を取ったり、発育に合わせた保育を行うことは容易ではありませんがそこに拘りを持って頑張ってくれています。感謝しかありません。
こうだったらいいな。を形にする。
それは簡単ではないし、ときに衝突も生むし否定にも出会う。でも、それで諦めてしまうより自分の気持ちに問いかけて、こうしたいやこうなりたいを実現できる人生の方がよっぽど有意義だと私は思う。同じ時間を使うなら【無駄だ】という時間を使いたくない。そんな気持ちがpeekabooのお仕事内容にも反映されているかと思います。
未来につながる仕事。人の役に立てる仕事。自分に誇れるような自分をデザインできる職場でありたいと思います。
さて29日に、管理者と保育士さんで大掃除を行い、今年の業務を終了いたしました。
私はピーター・ドラッカー先生が好きなのですが、その言葉の中の1つに、
一人の力で成功することは絶対にない。一人の力が他人の協力を得たとき、初めて事業は成功する。
という言葉がありますが、まさにそうだなぁと痛感した1年でありました。
尊敬できる方々と仕事ができて、私は幸せです。
2017年も精一杯駆け抜けていきたいと思います。
関係各所、お世話になった皆様有難うございました。
良いお年をお迎えくださいませ。
小村佳子